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転部・転学科も試験である以上、「不合格」になってしまうことがあります。試験を受けるまでは合格に向かって一生懸命取り組めば良いのですが、一方で落ちた場合のこともよく考えておく必要があります。


転部・転学科に失敗した場合はどうするか?


前提として、試験に落ちてしまうことはあります


基本的には受かることを見越して準備をしている人が多いと思いますが、落ちた場合のことはあまり考えていないという人も少なくないのではないでしょうか。


もちろん考えたくないことでしょうが、現実的な問題としてもし落ちた場合はどうするのか?」を考えておくことは非常に重要です。以下に参考例を挙げていきます。



今の学部学科に残って卒業を目指す


やはり現実的なのは、現在の学部学科に残って卒業を目指す、というもの。


転学部、転学科試験に不合格になったからといって現在の学部学科を追い出されることはありません。今の学部学科に留まって、卒業・就職を目指すのは大いに現実的な選択肢だと思います。



大学を中退して就職する


次に、この選択を考えている人も少なくないのではないでしょうか。 


ただ新卒の就職活動でも何十社と受けてようやく内定が取れるという状況です。どのような仕事に就くかにもよりますが、大卒と同じ条件では難しいということを心得ておく必要があります。


そして、大学を中退した場合、その瞬間から「無職」という立場になります。


もし、アルバイトをしていれば「フリーター」ですが、どちらにしても大学中退で就職活動を始めた場合、一般的には高卒の中途採用という形になる場合が多いでしょう。


そこで、まずハローワークの利用を考えるかと思いますが、「ハローワークが大学中退者への就活ノウハウを持っているか?」という点に関しては懐疑的な部分があります。


例えば、最近ではハタラクティブのような大学中退者に対しての就活ノウハウを提供している求人サービスも増えてきています。


他にも、はたらこねっとでは派遣期間終了時に企業と本人が合意した場合、社員として採用される紹介予定派遣という働き方を紹介しています。


まだまだ大学中退者への就活ノウハウを持っている所は珍しいので、ハローワークだけではなく、こういったサイトやサービスを利用してみると良いかもしれません。



他大学に編入して大卒を目指す


大学で取った単位は中退しても無くなりません(除籍になった場合を除く)。


取得した単位は残り続けるので、「やっぱり大卒という学歴が欲しい」という場合には他大学へ編入して大卒を目指すことも可能です。


言い方は悪いですが、ボーダーフリーの大学も増えてきていますので、選ばなければ他大学への編入自体は難しいことではないでしょう。


また、通信課程のある大学に入学して単位互換制度を利用するという方法もあります。大学で取った単位を持っている分、編入同様に短期での卒業を目指すことができます。

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いずれにしても、(通信制を含め)大学もピンからキリまであるので、各大学のHPや資料をよく見て、自分に合った大学を選びましょう。


学位授与機構を使って「学位」を取る


大卒は無理でも「学位」だけは取っておく、という選択もあります。


どういう事かと言うと、「独立行政法人 大学評価・学位授与機構」では、一定の条件をクリアしていれば大学の科目等履修制度を利用して単位を積み上げていき、修得学位・小論文・面接試験などの一定の審査を得て、学士の水準を満たすことができれば専攻の「学位」が授与されます。


気を付けて欲しいのは、ここでいう学位」というのは大卒相当の学力を有するという証明にはなりますが、大卒という学歴にはならないということです。


企業によっては、大卒のように扱ってくれるところもあるかもしれませんが、大卒の学歴にはなりません。「じゃあ何のために取るのか」という話になりますが、そこはあなたが「学位」に価値を見出せるかどうかだと思います。



手に職をつけるため専門学校に行く


今、大学を卒業してから、あるいは通いながら専門学校に通う人が増えているようです。


やはり「手に職をつける」というのは就職する上で有利に働きますし、資格がなくては働けない職場は世の中にたくさんあります。


「やりたいことや目標が見つかったから専門学校に行く」という選択は大いにアリだと思います。


ただ、何となく手に職をつけたいという漠然とした思いで入ってしまうと、大学中退の二の舞になってしまいかねませんので、そのあたりは真剣に考えて決めましょう。